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【イケダコウスケ】世界を旅して絵本作家になった理由は?活動に対する想いに感動!

KEITO

シナリオライター/Webライター/デジタルアーティスト 東京を中心にアート・クリエイティブ事業を展開。ライターとしては、年間1000記事以上を執筆。 映像作品の脚本制作・ディレクションや、雑誌・広告などのヘアメイクに従事。現在は、文筆業と広告事業を軸に活動しながら、デジタルアート作品制作に取り組んでいます。

こんにちは、WORLD TIMESです。

今回は、絵本作家/イラストレーターとして活動している、イケダコウスケさんに取材をさせていただきました。

 

コウスケさんは、世界を旅した中で「絵で生きていく!」と決めた、行動力のある素敵な方です。

 

しかし、絵を描くと決めるまでの人生には、物足りなさを感じていたようです...

そのようなコウスケさんは、どのようにして現在まで至ったのでしょうか。

 

記事の後半では絵本に対する素敵なお話も紹介しているので、ぜひ読んでみてください!

 

-プロフィール

 

イケダコウスケ

3年間の海外放浪中に絵を描くことに目覚める。

いく先々で出会った子どもたちへ届けたい思いで色鉛筆を使い絵本を執筆。

現在全国の書店、Amazonにて絵本「アニマルホテル」を販売中。

 

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絵本を描こうと思った理由を教えてください!

絵本を書くきっかけになったのは、旅をしている時に描いた絵日記がきっかけです。

 

27歳で会社をやめて、海外へ行ったんですよね。はじめは絵日記というか、日記に挿絵を入れることから始まりました。

 

今日は何したとか、バスで何円使ったとか、些細なことを描いている日記です。期間を決めている旅じゃなかったので、暇つぶしも兼ねて「絵日記でも描こうかな」と思ったのがきっかけです。

 

当時の絵日記

 

旅の中で絵日記を描き続けていると、さまざまな出会いがあったり、繋がりが生まれたりしました。

 

道の端や食堂で絵を描いていると、「友達紹介するから、似顔絵描いてよ!」と声をかけてくれましたね。

 

普通に旅していたら多分出会えなかったので、「絵って、おもしろいなぁ」と感じたのも、きっかけになっていると思います。

 

ちなみに、なぜ海外で旅をしよう思ったのでしょう?

些細なきっかけなのです。会社員時代に「人生楽しくないなぁ...」って思っていたんです。

 

会社には仲のいい友達もいるし、お店の雰囲気も良かったです。給料に不満もなかったので、生活に不自由していた、という訳ではありません。

 

ただ、家と会社を往復する日々と、休みの日はゲームしたり、寝たりするだけの生活で「人生1度キリなのに、もったいないな」と思っていましたね。

 

でも「30歳までなら、人生なんとかなる!」と思っている自分もいて、27歳の誕生日までに、大きなことをしたいと考えました。

 

エジプトの古代象形文字である【ヒエログリフ】に昔から興味があり、実物を見たいと考えて、会社に1か月の長期休暇を申請します。

 

しかし、少ない人数で回している会社だったので、長期休暇なんて認められませんでした。

 

なので、会社を退職して、海外に行こうと決心した感じですね。どうせやめるなら、エジプトだけではなく、いろいろな場所に行きたいと思い、世界を旅していました。

 

退職した後に両親に報告すると、父親から烈火の如く怒られたのを覚えています(笑)

 

帰国してから絵本作家として活動を始めたのでしょうか?

 

いや、実は1回だけ就職しているんです。帰国した時は「絵で生きていこう!」と思っていたのですが、僕が3年間旅している間に、両親が実家の島根に帰っていたんですよね。

 

地元の兵庫県川西市に帰るつもりだったのですが、ちょっと困りました。話は少し脱線するのですが「どうせだったら、日本を横断しよう!」という気持ちに火がつきました(笑)

 

東京までヒッチハイクでいき、東京で一人暮らしをしている妹の家に転がり込んだのですが「お兄ちゃん、そろそろちゃんとしなあかんで!」といわれて、ハッとなったんですよね。

 

その言葉をきっかけに地元川西に戻り、家を借りました。ただ、僕はお金がほとんどなかったので就職した感じです。

 

最初は兼業作家だったのですか?

そのつもりでした。ただ、会社は半年で退職しています。最初は、生活の基盤を整えたうえで、絵描きになる準備を進めるつもりでした。

 

ただ、現実は少し厳しかったですね。サラリーマンって、朝から夜遅くまで働くじゃないですか。帰宅してから絵を描くのは、しんどくなってきました。

 

絵を描きたいのに時間がなく、描けない自分にフラストレーションが溜まってきて、退職を決意しました。

 

それからは、もらった給料で生活をつなぎながら、絵を描いていましたね。

 

どのようにして活動を広げたのでしょう?

きっかけは、WORLD TIMESのまみさんですね。実は「帰国してから絵を描いて生きる!」と決めたものの、具体的な方法はわからなかったんです。

 

イラストレーターになろうと思ったのですが、周囲にアート活動をしている友達もいないので、手探りでしたね。

 

なので、帰国して企業に勤めている間に、イラストレータについて調べました。

 

ただ、会社をやめてから仕事がない状態で、貯金も食い潰すくらいになった時、まみさんがやっている【ちょぼや】というお店に遊びに行ったんですよね。

 

そこで、まみさんに声をかけてもらい「ちょぼやの看板リニューアルするからやってよ!」といってもらい、はじめて仕事を受注しました。

 

ただ、当時のまみさんは、イラストレーターとデザイナーの違いはわからなかったんだと思います。(笑)

 

そこからは、IllustratorとPhotoshopを購入して、使い方をひたすら勉強していました。

 

仕上がった作品を見せると好感をもってくれて、周囲からの評判も良かったんです。そこから、ちょぼやのお客さんから仕事の依頼がくるようになりました。

 

なので、まみさんには足を向けて寝られないです(笑)

 

実際に作成した看板写真

 

今となっては個展で絵本を出していますが、イラストレーターとデザイナーが絵で生きるスタートになっていると思います。

 

絵本に対する思いを教えてください!

旅時代の絵日記

 

絵本を描く大きな理由は、絵日記を描いている時に交流した中で、子どもたちが多かったからです。

 

というのも、海外で絵日記を描いていると子ども達が集まってきて「なんかこのおじさん、すごい絵を描いているよ!」言ってくれて。

 

そしてら、たくさんの子どもが集まってきて、秘密の場所だったり、観光地ではない場所だったりを紹介してくれたんです。

 

どこの国に行っても子ども達と遊んでいる時間は非常に多く、僕自身もすごい楽しかったんですよね。

旅の様子

なので、帰国してイラストレーターとして作品を作るなかで「旅で出会った子ども達に、作品で恩返しがしたい!」と考えました。

 

絵本であれば、海外で翻訳されて、僕の出会った子ども達が読む可能性もあると思います。

 

旅で得た気づきや教訓を、一つのメッセージとして残しつつ、送っていく。

 

恩返しっていったら大袈裟かもしれません。ただ、自分のやっていくことの一つと思い、絵本を描いています。

 

なので、子ども達に絵本を見てほしいというのが、絵本に対する想いというか、絵本を描く本当の理由ですね。

 

コウスケさん、ありがとうございました!

 

編集後記

 

イラストレーター/絵本作家として活躍するコウスケさん。旅と人の繋がりで自分の人生を大きく変えた、魅力的な方だと思いました!

 

また、絵本に対する気持ちには感慨深く、美しい心の持ち主だと痛感しました。

 

これからは、夫婦での活動にも力をいれていくそうです。これからの活躍にも期待しています!

 

なお、イケダコウスケさんの魅力的な作品はInstagramでチェックできるので、ぜひ覗いてみてください!

 

>>Instagram

 

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